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09月28日-07号

  • "漁業集落排水事業特別会計歳入歳出決算"(/)
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  1. 和歌山市議会 2017-09-28
    09月28日-07号


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    平成29年  9月 定例会                平成29年          和歌山市議会9月定例会会議録 第7号            平成29年9月28日(木曜日)     -----------------------------議事日程第7号平成29年9月28日(木)午前10時開議第1 会議録署名議員の指名第2 議案第1号から同第17号まで第3 議案第18号 平成28年度和歌山市水道事業会計処分利益剰余金の処分について第4 認第1号 平成28年度和歌山市水道事業会計決算の認定について第5 議案第19号 平成28年度和歌山市工業用水道事業会計処分利益剰余金の処分について第6 認第2号 平成28年度和歌山市工業用水道事業会計決算の認定について第7 認第3号 平成28年度和歌山市一般会計歳入歳出決算第8 認第4号 平成28年度和歌山市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算第9 認第5号 平成28年度和歌山市卸売市場事業特別会計歳入歳出決算第10 認第6号 平成28年度和歌山市土地造成事業特別会計歳入歳出決算第11 認第7号 平成28年度和歌山市土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算第12 認第8号 平成28年度和歌山市住宅改修資金貸付事業特別会計歳入歳出決算第13 認第9号 平成28年度和歌山市住宅新築資金貸付事業特別会計歳入歳出決算第14 認第10号 平成28年度和歌山市宅地取得資金貸付事業特別会計歳入歳出決算第15 認第11号 平成28年度和歌山市駐車場管理事業特別会計歳入歳出決算第16 認第12号 平成28年度和歌山市下水道事業特別会計歳入歳出決算第17 認第13号 平成28年度和歌山市漁業集落排水事業特別会計歳入歳出決算第18 認第14号 平成28年度和歌山市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算第19 認第15号 平成28年度和歌山市母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計歳入歳出決算第20 認第16号 平成28年度和歌山市介護保険事業特別会計歳入歳出決算第21 認第17号 平成28年度和歌山市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算第22 認第18号 平成28年度和歌山市街路用地先行取得事業特別会計歳入歳出決算第23 報第5号 平成28年度和歌山市一般会計継続費精算報告書第24 報第6号 健全化判断比率について第25 報第7号 資金不足比率について第26 議案第20号 教育委員会委員の任命について第27 議案第21号 人事委員会委員の選任について第28 諮第1号 人権擁護委員候補者の推薦について第29 諮第2号 人権擁護委員候補者の推薦について第30 諮第3号 人権擁護委員候補者の推薦について第31 諮第4号 人権擁護委員候補者の推薦について第32 発議第2号 再生可能エネルギー発電設備の設置等に関する法整備を求める意見書案第33 議員派遣の件について     -----------------------------会議に付した事件日程第1 会議録署名議員の指名日程第2 議案第1号から同第17号まで日程第3 議案第18号 平成28年度和歌山市水道事業会計処分利益剰余金の処分についてから日程第6 認第2号 平成28年度和歌山市工業用水道事業会計決算の認定についてまで公営企業決算特別委員会設置公営企業決算特別委員会委員選任日程第7 認第3号 平成28年度和歌山市一般会計歳入歳出決算から日程第25 報第7号 資金不足比率についてまで決算特別委員会設置決算特別委員会委員選任日程第26 議案第20号 教育委員会委員の任命について日程第27 議案第21号 人事委員会委員の選任について日程第28 諮第1号 人権擁護委員候補者の推薦についてから日程第31 諮第4号 人権擁護委員候補者の推薦についてまで日程第32 発議第2号 再生可能エネルギー発電設備の設置等に関する法整備を求める意見書案日程第33 議員派遣の件について総務委員会厚生委員会経済文教委員会建設企業委員会及び議会運営委員会の閉会中の継続審査及び調査について     -----------------------------出席議員(38名)  1番  林 隆一君  2番  山野麻衣子君  3番  中村朝人君  4番  堀 良子君  5番  西風章世君  6番  園内浩樹君  7番  永野裕久君  8番  中村元彦君  9番  浜田真輔君 10番  中谷謙二君 11番  丹羽直子君 12番  浦平美博君 13番  上田康二君 14番  吉本昌純君 15番  松坂美知子君 16番  姫田高宏君 17番  中塚 隆君 18番  薮 浩昭君 19番  奥山昭博君 20番  山本忠相君 21番  井上直樹君 22番  芝本和己君 23番  古川祐典君 24番  戸田正人君 25番  松井紀博君 26番  尾崎方哉君 27番  南畑幸代君 28番  森下佐知子君 29番  中尾友紀君 30番  松本哲郎君 31番  北野 均君 32番  山田好雄君 33番  野嶋広子君 34番  宇治田清治君 35番  寒川 篤君 36番  山本宏一君 37番  遠藤富士雄君 38番  佐伯誠章君   ---------------説明のため出席した者の職氏名 市長         尾花正啓君 副市長        荒竹宏之君 副市長        森井 均君 市長公室長      瀬崎典男君 総務局長       森 泰之君 危機管理局長     嶋本智行君 財政局長       田又俊男君 市民環境局長     和田年晃君 健康局長       川口雅広君 福祉局長       川崎秀行君 産業まちづくり局長  有馬専至君 建設局長       巽 和祥君 会計管理者      平田謙司君 教育長        原 一起君 教育局長       津守和宏君 消防局長       大浦正男君 公営企業管理者    富松 淳君 水道局長       白井光典君 選挙管理委員会委員長 川端正展君 代表監査委員     伊藤隆通君 人事委員会委員長   水野八朗君   ---------------出席事務局職員 事務局長       中野光進 事務局副局長     幸前隆宏 議事調査課長     中西 太 議事調査課副課長   柳本真也 議事班長       藤井一成 調査班長       亀岡伸次 企画員        竹下裕威 企画員        佐川恭士 事務主査       國定正幹 事務主査       北野統紀 事務副主任      平岡直樹 事務副主任      大江健一   ---------------          午後1時20分開議 ○議長(古川祐典君) ただいまから本日の会議を開きます。   --------------- △諸般の報告 ○議長(古川祐典君) 諸般の報告をさせます。 ◎事務局長中野光進君) 平成29年9月28日付、和財第198号をもって、市長から追加議案の提出がありました。議案はお手元に配付いたしております。 次に、平成29年9月27日付、和監査第97号をもって、監査委員から例月出納検査の結果に関する報告が参っております。写しはお手元に配付いたしております。 次に、平成29年9月28日付、議員遠藤富士雄君、吉本昌純君、中尾友紀君、姫田高宏君、山本忠相君、山野麻衣子君、以上6人の諸君から、再生可能エネルギー発電設備の設置等に関する法整備を求める意見書案が提出されました。発議第2号としてお手元に配付いたしております。 以上でございます。   --------------- △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(古川祐典君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 本日の会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により、議長において   遠藤富士雄君   吉本昌純君   中尾友紀君 以上3人の諸君を指名します。   --------------- △日程第2 議案第1号から同第17号まで ○議長(古川祐典君) 次に、日程第2、議案第1号から同第17号までの17件を一括議題とします。 ただいま議題となりました17件についての各委員長の報告を求めます。総務副委員長中谷謙二君。--10番。 〔総務委員会委員長中谷謙二君登壇〕(拍手) ◆10番(中谷謙二君) [総務委員会副委員長]総務委員会の報告をいたします。 去る9月20日の本会議において、当委員会に付託された議件につきましては、慎重審査の結果、いずれも原案どおり可決すべきものと決しましたので、お手元に配付の報告書写しのとおり、議長まで報告した次第であります。 以下、審査の概要を申し上げます。 まず、財政局について申し上げます。 議案第3号、和歌山市税条例の一部を改正する条例の制定について。これは、保育の受け皿整備の促進のため、平成29年4月1日から平成31年3月31日までに子ども・子育て支援法に基づく政府の補助を受け、引き続き補助を受ける特定事業所内保育施設に係る固定資産について、最初の5年間、課税標準を価格の3分の1とすることなどに改正しようとするものでありますが、委員から、本条例改正は待機児童解消に資するものであるが、対象となる事業所は新たに整備するところにとどまっている。この点、本市が子育て環境日本一を目指すのであれば、既に整備を終えている事業所についても対象とするなど、法に上乗せして整備してもよかったのではないかとの意見がありました。 次に、議案第1号、平成29年度和歌山市一般会計補正予算(第2号)中、臨時財政対策債減額補正について。 委員から、臨時財政対策債が6億9,880万円減額される理由並びに地方交付税臨時財政対策債との関係についてただしたところ、当局より、昔の地方交付税は、全て国からお金でもらう形でしたが、現在は、国がお金を調達できない不足額を国と市町村が2分の1で折半して借りて、借り入れ分を起債の償還時に国から交付税に算入されるという形の臨時財政対策債地方交付税を足したものが実質的な地方交付税という形になっています。今回、減額に至りましたのは、平成29年度の国の地方財政計画の増減率を十分勘案し、当初予算を計上していたつもりではございましたが、実際、国の通知によりますと、地方交付税は1億4,000万円余りふえたものの、臨時財政対策債借り入れ金額が大幅に減ったことから、この減額補正に至りましたとの答弁があり、これに対し委員から、臨時財政対策債など国費を算入する計算は国の地方財政計画に従っているはずであるが、年度途中で今回のような減額をする国の進め方は、地方団体向け財源を国の都合で締めつけてきていることを現実的にあらわしていると言わざるを得ないとの指摘がありました。 次に、市長公室について申し上げます。 議案第9号及び議案第10号、財産の無償譲渡について。これは、大学誘致に資するため、旧本町小学校の校舎等及び本町幼稚園の園舎等を学校法人和歌山信愛女学院無償譲渡しようとするものでありますが、委員から、本件により建物は無償譲渡とする一方、土地については有償と言うものの、その金額は市場価格よりかなり安価な方向で交渉を進めていきたいとのことである。この点、国において、同様な事例で大きな問題が起きていることから、十分に配慮し進められたいとの意見がありました。 最後に、総務局について申し上げます。 審査過程において、連携中枢都市圏構想に係る取り組みの進め方について、和歌山市地域公共交通網形成計画策定に対する考え方について、意見、指摘、要望がありました。 以上が審査の概要であります。 何とぞ同僚各位の御賛同をお願いして、当委員会の報告を終わります。(拍手) ○議長(古川祐典君) 次に、厚生副委員長西風章世君。--5番。 〔厚生委員会委員長西風章世君登壇〕(拍手) ◆5番(西風章世君) [厚生委員会副委員長]厚生委員会の報告をいたします。 去る9月20日の本会議において、当委員会に付託された議件につきましては、慎重審査の結果、いずれも原案どおり可決すべきものと決しましたので、お手元に配付の報告書写しのとおり、議長まで報告した次第であります。 以下、審査の概要を申し上げます。 まず、健康局について申し上げます。 議案第1号、平成29年度和歌山市一般会計補正予算(第2号)中、母子衛生費675万5,000円の補正について、委員から、本事業は、産後鬱や新生児への虐待予防のため、産後2週間から1カ月の産婦を対象に健診を行い、その結果に応じて必要な産後ケアを実施するもので、これにより、産婦へのさらなるフォロー体制の充実が図られるとのことだが、健診の結果、産後ケアの対象者となり得なかった人の中でも、不安を抱えている人がいるやに思慮されることから、全ての産婦が求める手厚い支援を受けられるよう鋭意努められたいとの要望がありました。 次に、スプリンクラー整備費補助金54万6,000円の補正について。これは、お泊りデイサービスを実施する既存の通所介護事業所に対してスプリンクラー整備費用の一部を助成するものでありますが、委員から、当該事業所に係るスプリンクラーの設置については、法に定める要介護状態区分が3以上の者の割合が定員の半数以上の施設に義務づけられており、今回、設置対象となる7カ所のうち6カ所の事業所については、入所者の状況等も加味し、申請を見送ったとのことである。この点、利用者の安心・安全を担保するためにも、いまだ未設置の事業所に対し、今後もスプリンクラーを設置するよう働きかけられたいとの要望がありました。 また、委員から、事業所への補助額は、設置に係る総費用額から見れば、わずか10分の1程度にとどまっており、事業所にとって、設置による負担が大きいことは明白である。この点、当該事業に係る国の補助制度は今回限りとのことだが、利用者の生命を守るためにも、市単独の補助制度の創設についても検討されたいとの要望がありました。 次に、福祉局について申し上げます。 障害者グループホーム等設置促進事業補助金5,446万7,000円の補正について、委員から、障害者を対象とした多くの施設については、潤沢な経営資金があるとは言いがたいことから、利用できる国の制度については漏れなく活用できるよう、その動向には十分注視されたいとの要望がありました。 次に、臨時福祉給付金費1億282万2,000円の補正について。これは、臨時福祉給付金事業及び年金生活者等支援臨時福祉給付金事業国庫補助金の精算に伴う返還金でありますが、委員から、給付金事業については、かねてから給付率100%の達成を要望してきた経緯もあり、今回の給付率が94.4%と高い水準に達していることは一定評価できるものの、今後もこれに甘んじることなく、でき得る限り100%に近づけるよう最善を尽くされたいとの要望がありました。 次に、福祉医療費中、重度心身障害児者医療費助成事業費1,013万6,000円の補正について。これは、平成28年度の重度心身障害児者医療費助成に係る県補助金の精算に伴い返還するものでありますが、委員から、障害者自立支援法により、身体、知的、精神の3障害が一元化されているにもかかわらず、精神障害者だけが当該助成事業の対象になっていないことについては、これまでも指摘してきた経緯もある。この点、精神障害者経済的負担に苦慮されている現状から見ても、当該返還金を県に戻すのであれば、その負担を少しでも軽減するためにも、3障害が同様に補助を受けられるよう、県に対し、強く働きかけられたいとの要望がありました。 また、審査過程において、婚活事業取り組み状況について、生活保護受給者の救急搬送に係る費用負担について、意見、要望がありました。 最後に、市民環境局中、環境部について申し上げます。 審査過程において、和歌山市の環境保全に係る目標達成に向けた取り組みと資料作成のあり方について、山口地区の産業廃棄物最終処分場設置計画に関して、 一、情報共有のあり方について、 一、市長の政治家としての決断について、 意見、指摘、要望がありました。 以上が審査の概要であります。 何とぞ同僚各位の御賛同をお願いして、当委員会の報告を終わります。(拍手) ○議長(古川祐典君) 次に、経済文教委員長浜田真輔君。--9番。 〔経済文教委員会委員長浜田真輔君登壇〕(拍手) ◆9番(浜田真輔君) [経済文教委員会副委員長]経済文教委員会の報告をいたします。 去る9月20日の本会議において、当委員会に付託された議件につきましては、慎重審査の結果、いずれも原案どおり可決すべきものと決しましたので、お手元に配付の報告書写しのとおり、議長まで報告した次第であります。 なお、去る6月定例会において、予算執行の凍結となっていた債務負担行為の補正における青少年国際交流施設整備事業13億3,726万1,000円については、去る7月10日に当委員会を開催し、当局より、当該施設に係る詳細な資料を提出の上、予算執行をさせていただきたい旨の申し出があり、慎重審査の結果、当委員会としては、全会一致をもって、これを了としました。 また、去る6月定例会において、附帯決議を付し、当委員会に対する十分な説明責任を果たすことを厳に求めていた市民会館(仮称)市民文化交流センター実施設計業務委託に係る補正予算については、去る8月10日に当委員会を開催し、当局より、当該施設に係る詳細な資料を提出の上、説明させていただきたい旨の申し出があり、慎重審査の結果、当委員会としては、かかる当局の説明を了としたことを申し添えておきます。 以下、審査の概要を申し上げます。 まず、産業まちづくり局中、産業部、観光国際部農林水産部及び農業委員会について申し上げます。 議案第6号、和歌山市営土地改良事業等賦課金等徴収条例の一部を改正する条例の制定について。これは、本条例中に引用している土地改良法が一部改正され、引用条文が改正されたこと、また、平成23年の市営土地改良事業の完了の公告主体の改正漏れの修正を行うため、所要の改正を行うものであります。 委員から、当該条例改正漏れによって市民の方に不利益がなかったからよかったものの、今後、このようなことが起こらないよう、担当者任せにするのではなく、組織体制が十分機能しているのか、また、事務の進め方が適切か再度見直した上で、さらにチェック体制を強化されたいとの意見がありました。 また、関連して委員から、今回、改正箇所が少なかったこともあり、担当者が見落とした可能性があるとのことだが、そもそも、担当者の事務能力次第でこのようなミスが発生するようなことでは、他部局においても同じようなミスが起こり得るのではないか。この点、法改正に伴う事務については、例えば、窓口を主管課や法制班に一本化し、事務を集約するなど、これを機会に、幹部会等を通じて、全庁的に再発防止に向け鋭意取り組まれたいとの要望がありました。 次に、観光振興費中、観光事業負担金40万円について。これは、本市、海南市、和歌山県等で構成される和歌の浦日本遺産活用推進協議会が行う事業に対して、必要な経費の一部を負担するものであります。 委員から、先般、岐阜市を訪問し、日本遺産を活用した観光振興取り組みについて視察を行った際、日本遺産を徹底的に売り込み、国内外に積極的にPRされていると伺った。今回、当局の答弁を聞く限り、本市みずからが貴重な観光資源として積極的にPRに取り組み観光振興につなげようとする気概が全く感じられない。この点、当該協議会に全て任せるのではなく、観光の一つの起爆剤として、日本遺産を本市が積極的にPRしていくべきではないかとただしたところ、当局より、和歌の浦につきましては、景色や歴史、文化など古くから培われてきた魅力がございます。当然、協議会としてさまざまな事業をしていきますが、それに加えて、本市としても独自に国内外に発信するとともに、観光客が和歌の浦を快適に体験できるよう、誘客及び受け入れ態勢の整備を行ってまいりたいと考えている旨の答弁がありました。 次に、観光振興費中、和歌山市コンベンション事業推進補助金913万7,000円の補正について、委員から、当該補助金の申請件数の伸び率等補正予算の積算根拠と当該補助金事業効果について当局にただすも、全くもって明確な答弁が得られなかったことから、このまま予算審議を継続することはできないとし、暫時、委員会を休憩した次第であります。 再開後、当局より、当該補助金の根拠等を明確に答弁できなかったことについて陳謝があり、改めて、当該補助金の積算については、過去2年の平均申請件数をもとに今年度の申請見込み件数を算出し、算出した見込み件数に平均単価を掛けて年間必要額を積算し、補正予算を計上しています。また、補助金の効果につきましては、事前に相談があった際には、補助金をアピールしており、新規の件数から勘案すると、当該補助金が有効に使われている旨の答弁がありました。 これに対して委員から、今年度は特に大規模な大会等があったこともあり、宿泊者数も大幅に増加しているとのことで、本市議会においても、全国大会誘致和歌山市議会議員連盟を設立し、これまで大会等の誘致活動を行ってきたこともその一助となったのではないかと思慮され、今回の補正予算自体は非常に前向きに捉えられることができ、大変喜ばしいことである。今後は、当初予算の段階から伸び率も見込んで予算化できるよう、当該補助金大会誘致にどの程度効果があるのか、また、誘致活動の成果等もより詳細に分析し、さらに多くの大会等を誘致できるよう、積極的に取り組まれたいとの要望がありました。 最後に、委員会を代表して、委員長より、委員会審査を臨むに当たっては、委員の質問に対しては、的確に答弁すべきが担当部局としての当然の責務であるにもかかわらず、委員会が遅延し、委員会運営に多大な支障を来す事態を招いたことは極めて遺憾であると言わざるを得ない。今後、かかることのなきよう、厳重に申し伝えした次第であります。 また、審査過程において、中央卸売市場の整備に係る余剰地活用の今後の方針を委員会に報告することについて、本市の観光キャラクターである吉宗くんの今後の活用方法について、四季の郷公園リニューアル基本計画に関連して、 一、道の駅の24時間駐車場のリスク面も地元住民に説明することについて、 一、当該公園周辺における路上駐車の防止対策を講じることについて、 一、農産物直売所等の収益施設を民間事業者が整備した際の建物の所有権のあり方などのリスク分担等について、 また、日本遺産に認定された「絶景の宝庫和歌の浦」を一望できるビュースポットとして旧ほうらい荘跡地を活用して整備することについて、意見、指摘、要望がありました。 次に、産業まちづくり局中、都市計画部について申し上げます。 議案第12号、住居表示実施区域及び当該区域における住居表示の方法を定めるについて。これは、土地区画整理事業を実施している東和歌山第二地区を対象に、住居表示を実施するに当たり、実施区域を定め、住居表示の方法を街区方式とするものであります。 委員から、今後、住居番号等が付番されたときに、もともと連番で付番されたところでも、建物の大きさ等によって連番とならないこともあり、さまざまな経験則から考えても、事前に住民の方々に十分説明し、理解を得なければ、後々、誤解を招き、混乱を来すことが多々ある。この点、対象となる住民の全ての方々に、住居表示の制度のみならず、その義務についても十分説明し、理解を得られるよう懇切丁寧な対応を心がけられたいとの意見がありました。 また、審査過程において、和歌山市駅前広場における給排水設備等を整備することについて、和歌山市景観計画の見直しに関連して、 一、和歌山市景観計画の実効性を確保することについて、 一、和歌山城周辺景観重点地区における堀端通りにある官公庁舎の景観について、 一、堀端通りにある官公庁舎と民間の建築物に対する景観形成基準の適用について、 意見、指摘、要望がありました。 最後に、教育委員会について申し上げます。 債務負担行為の補正における小学校給食民間委託事業について。これは、現在、民間委託している5校の委託契約が今年度末に終了し、新たに2校を民間に委託するため、計7校分の委託契約について、平成30年度から平成32年度までを期間に、限度額を2億7,402万6,000円と設定するものであります。 委員から、今回、新たに2校を民間委託とすることについて、当局の説明では、給食調理員の退職者を勘案し、財政効果も含め検討したとのことであるが、本来であれば、教育委員会が責任を持って給食調理員を補充し、直営で行うべきではないのかとただしたところ、教育長より、小学校給食は、当初の計画で小学校の半分まで民間委託するという方針で平成26年度まで進めてまいりました。それと相まって、中学校給食がデリバリー方式で始まりましたが、選択制ということもあり、喫食率がなかなか上がらないという事情もあり、今、根本から考えなければならないという現状にもなっています。そうした中で、今回、給食調理員が退職し、来年度の2校分について検討する中で、給食を途切れなく提供しなければならないことから、民間委託を選択したという事情もあります。本来、給食は、小学校でも中学校でも全員給食が望ましいと思っておりますが、全てを直営で行うことは困難であることから、現在、正規の給食調理員の適正人員、また、中学校給食の今後の方向性もあわせて検討し、将来構想を計画中である旨の答弁がありました。 これに対して委員から、学校給食は、栄養バランスのとれた食事を子供たちに提供するという食育としても位置づけられていることからすれば、当局は新たに2校を民間委託とすることについて、財政効果を優先理由に挙げられたことは非常に残念である。この点、行財政改革といった面から学校給食を考えるのではなく、まずは教育委員会が主体性を持って、学校給食を直営で行っていくといった姿勢で取り組むべきであるとの意見がありました。 次に、体育振興費中、スポーツキャンプサポート負担金48万6,000円について。これは、カナダ競泳チームが、本年11月に開催されるFINAスイミングワールドカップ2017東京大会出場前に秋葉山公園県民水泳場で事前合宿を行うため、また、パラリンピック競泳チームについても、今年度中に合宿を希望していることから、合宿期間中のホテルからプールまでの交通費の一部を負担するための経費であります。 委員から、11月6日から11日までの期間で合宿を行う予定であるが、今回の合宿は短期間であることから、公開練習のみ予定しているとのことである。この点、補助金を交付する以上は、例えば、水泳教室の開催等、本市の子供たちが世界レベルの選手と直接交流できる機会を設けるなど、教育委員会だからこそ、こうした機会を通じて、いかに本市の子供たちに貴重な体験をさせることができるかといった視点も持った上で取り組むべきではないかとの指摘がありました。 関連して委員から、今回のカナダ競泳チームの事前合宿誘致は県主導で行われ、県と同額の費用負担となっているとのことである。この点、今後、カナダの競泳チームは、2020年東京オリンピック・パラリンピック等の際にも本市において事前合宿を行う予定であり、その際には水泳教室等が開催できるよう努力するとのことだが、本市が予算を講じて何らかの費用負担をするからには、市民のためにも、県に対して本市の立場からそれ相応の意見や要望をしっかりと伝えるなど、強く働きかけられたいとの強い要望がありました。 また、審査過程において、8月23日に開催された第2回図書館づくりミーティングに関連して、 一、指定管理者制度導入に反対する市民に対して丁寧な説明をすることについて、 一、指定管理者制度の導入が決定したことを毅然として説明し、その上で建設的な議論をすることについて、 また、教育委員会事務局において、一般行政職と教育職のそれぞれの専門分野に応じた効率的な事務分担の見直しについて、学校給食に関連して、 一、自校方式を採用することについて、 一、給食調理員による検食のあり方について、 一、異物混入件数や残食率などのデータ分析とその活用について、 また、小中学校への空調機設備導入の進捗状況について、教員の時間外勤務を抑制するための対策を講ずることについて、学校給食調理業務の委託期間の見直しについて、意見、指摘、要望がありました。 以上が審査の概要であります。 何とぞ同僚各位の御賛同をお願いして、当委員会の報告を終わります。(拍手) ○議長(古川祐典君) 次に、建設企業副委員長中村元彦君。--8番。 〔建設企業委員会副委員長中村元彦君登壇〕(拍手) ◆8番(中村元彦君) [建設企業委員会副委員長]建設企業委員会の報告をいたします。 去る9月20日の本会議において、当委員会に付託された議件につきましては、慎重審査の結果、いずれも原案どおり可決すべきものと決しましたので、お手元に配付の報告書写しのとおり、議長まで報告した次第であります。 以下、審査の概要を申し上げます。 まず、消防局について申し上げます。 審査過程において、狭隘道路等での迅速な消防、救急活動について、また、全国消防救助技術大会に関連して、和歌山県あるいは東近畿地区の代表として本市消防職員が当該大会に参加することは本市の誇りであり、消防、救急活動における高い技術力のあらわれである。今後も日々の訓練に励み、市民生活の安寧のために活躍されたいとの要望がありました。 さらに、メキシコ合衆国への国際消防救助隊員の派遣に関連して、消防、救急活動に対する気概を持った日ごろの活動に対する称賛の声が上がり、 一、派遣される消防職員の家族への十分なケアを講じることについて、 一、派遣される職員の身分保障を含めたサポート体制について、 強い要望があり、当局から、派遣する職員の家族の方には、随時状況を報告して安心してもらえるようしっかりとケアしていきたいと考えております。また、派遣職員に対するサポート体制については、地方公務員法、地方公務員災害補償法等の適用があり、加えて国内であれば緊急消防援助隊という制度がありますが、それに準じて身分は十分保証されております。今回の派遣に対し、本市6名の登録隊員はもとより、他の救助隊員、消防職員も現地に派遣されたいという強い思いがありましたが、今回、派遣は1名にとどまったものの、各委員から称賛と激励の言葉をいただき、非常に頼もしく思っておりますとの答弁がありました。 次に、水道局について申し上げます。 審査過程において、8月24日に宇田森付近で発生した水道管破損事故に関して、 一、水道管の耐用年数の経過状況に限らず、土壌の性質や周辺の交通量などの環境をも加味した調査を行い、今後、再発防止策を強化することについて、 一、当該事故と同様の事例が他都市でも発生しているかを含め調査し、水道管の破損原因を徹底究明することについて、 一、当該事故の詳細な資料を当委員会に提出することについて、 一、水道管の更新の際には、品質を重視した工法を徹底することについて、 要望がありました。 次に、建設局中、建設総務部について申し上げます。 平成29年度和歌山市一般会計補正予算(第2号)中、公園整備事業費1,664万7,000円の補正について。これは、河西保育所跡地を公園施設として整備するため、園舎等の解体撤去を実施する経費でありますが、委員から、公園整備を行うに当たっては、地元の住民の意見も十分に踏まえ、誰もが利用しやすい公園となるよう鋭意研究、検討されたいとの要望がありました。 次に、建設局中、道路部について申し上げます。 地方道整備事業費4,346万3,000円の補正について。これは、和歌山市駅前広場及び広場整備に伴う県道新和歌浦梅原線の整備に係る測量設計委託料でありますが、委員から、以前、市駅前の横断歩道から駅前広場へ通行する際、車椅子の方が転倒した事案もあると聞き及ぶことから、県道との境界のバリアフリー化については十分に配慮されたいとの要望がありました。 また、委員から、本市の玄関口である和歌山市駅前の再整備を行うからには、本市のにぎわい創出の一助とするためにも、関係部局と密に連携をとり、より実りのある事業となるよう鋭意取り組まれたいとの要望がありました。 また、審査過程において、交通事故の減少を図るため、ゾーン30、いわゆる時速30キロメートル毎時の区域規制の導入拡大に向け、地元住民へ強く働きかけることについて、宮北地区の地下道における昇降機の早期改修について、要望がありました。 最後に、建設局中、住宅部について申し上げます。 空家対策費中、業務委託料194万9,000円の補正について。これは、空き家の所有者意向調査を活用した空き家利活用推進事業に係る経費でありますが、関連して委員から、所有者の意向アンケート調査を行い、事業者にその情報を提供し、空き家の利活用を図っていくとのことであるが、今、まさに3大学構想が結実し、市内に人口流入が期待されている。こうした将来を見据え、事業者のみならず、大学を含めた産官学が一体となった空き家利活用の情報を共有できる体制を図られたいとの要望がありました。 次に、議案第7号、和歌山市手数料条例の一部を改正する条例の制定について。これは、民間の空き家・空き室を活用して、低額所得者、被災者、高齢者、障害者、子育て世帯等の住宅確保要配慮者の入居を受け入れる賃貸住宅を市に登録するため、戸数に応じた登録手数料及び変更登録手数料を設定するため、所要の改正を行うものでありますが、委員から、住宅要配慮者の円滑な入居を図るためにも、そうした方々の状況把握に努め、また、登録件数をよりふやすためにも、民間賃貸住宅等の持ち主の方に対して、当該制度の周知を行う際には、その利点も含め、徹底されるよう鋭意努力されたいとの要望がありました。 以上が審査の概要であります。 何とぞ同僚各位の御賛同をお願いして、当委員会の報告を終わります。(拍手) ○議長(古川祐典君) 以上で各委員長の報告は終わりました。 ただいまの各委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(古川祐典君) 質疑なしと認めます。 討論に入ります。 討論の通告がありますので、発言を許します。森下佐知子君。--28番。 〔28番森下佐知子君登壇〕(拍手) ◆28番(森下佐知子君) 日本共産党市会議員団を代表いたしまして、議案第1号に反対の立場から討論いたします。 議案第1号中、第2条債務負担行為の追加は小学校給食民間委託事業で、これまでの5校に加え、新たに2校を加える内容になっています。 本来、学校給食は、教育の一環としての役割を果たすべく、教育委員会が責任を持って直営を守ることが必要だと考えます。 2校を新たに加える理由は、退職者の人数と財政的効果と答えられました。配置基準に沿って人員体制を整えるのは当然のことです。しかし、その方法が民間委託で財政効果を優先するというのでは、食育や安全・安心という点で教育委員会の姿勢が問われます。 食中毒の問題や中学校の全員給食の課題など、これからの学校給食のあり方を考える必要性がある中、確たる方針が明らかになる前に先行して新たな民間委託を進めることは、コスト削減という行革方針には沿っていても、子供の育ちを中心にしているとは言えないと考えます。このような問題点が含まれる議案第1号には賛成できません。 以上申し述べて、反対討論といたします。(拍手) ○議長(古川祐典君) 以上で通告による討論は終わりました。 ほかに討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(古川祐典君) 討論を終結します。 日程第2の17件を採決します。 まず、議案第1号を採決します。 本件に対する各委員長の報告は、可決であります。 本件は、各委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 ○議長(古川祐典君) 起立多数。 よって、本件は各委員長の報告のとおり可決と決しました。 次に、議案第2号から同第17号までの16件を一括して採決します。 この16件に対する各委員長の報告は、いずれも可決であります。 この16件は、いずれも各委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 ○議長(古川祐典君) 起立全員。 よって、この16件は、いずれも各委員長の報告のとおり可決と決しました。   --------------- △日程第3 議案第18号 平成28年度和歌山市水道事業会計処分利益剰余金の処分についてから △日程第6 認第2号 平成28年度和歌山市工業用水道事業会計決算の認定についてまで ○議長(古川祐典君) 次に、日程第3、議案第18号、平成28年度和歌山市水道事業会計処分利益剰余金の処分についてから日程第6、認第2号、平成28年度和歌山市工業用水道事業会計決算の認定についてまでの4件を一括議題とします。 当局から説明を求めます。--白井水道局長。 〔水道局長白井光典君登壇〕 ◎水道局長(白井光典君) 平成28年度和歌山市公営企業会計の利益処分について御説明申し上げます。 和歌山市公営企業会計決算書1ページをお開き願います。 議案第18号、平成28年度和歌山市水道事業会計処分利益剰余金の処分については、地方公営企業法第32条第2項の規定により、未処分利益剰余金9億1,972万4,140円を資本金に組み入れるものです。 63ページをお開き願います。 議案第19号、平成28年度和歌山市工業用水道事業会計処分利益剰余金の処分については、地方公営企業法第32条第2項の規定により、未処分利益剰余金8億9,331万3,135円のうち、4億2,861万7,897円を減債積立金に積み立て、4億6,469万5,238円を資本金に組み入れるものです。 次に、平成28年度和歌山市公営企業会計決算の認定について御説明申し上げます。 3ページにお戻り願います。 認第1号、平成28年度和歌山市水道事業会計決算の認定については、地方公営企業法第30条第4項の規定により、別冊のとおり監査委員の意見をつけて認定に付するもので、消費税等を除き、事業収益74億6,925万2,484円に対し、事業費65億4,952万8,344円で、差し引き9億1,972万4,140円の純利益になっています。 65ページをお開き願います。 認第2号、平成28年度和歌山市工業用水道事業会計決算の認定については、地方公営企業法第30条第4項の規定により、別冊のとおり監査委員の意見をつけて認定に付するもので、消費税等を除き、事業収益21億4,806万2,419円に対し、事業費16億3,664万4,198円で、差し引き5億1,141万8,221円の純利益になっています。 以上でございます。 ○議長(古川祐典君) 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(古川祐典君) 質疑なしと認めます。   ---------------公営企業決算特別委員会の設置 ○議長(古川祐典君) お諮りします。 ただいま議題となっている4件については、10人の委員をもって構成する公営企業決算特別委員会を設置し、これに付託の上、閉会中の継続審査に付することにしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(古川祐典君) 御異議なしと認めます。 よって、そのように決しました。   ---------------公営企業決算特別委員会委員の選任 ○議長(古川祐典君) ただいま設置されました公営企業決算特別委員会委員の選任を行います。 同委員の選任については、委員会条例第6条の規定により、 林 隆一君   堀 良子君 永野裕久君   中村元彦君 中谷謙二君   松坂美知子君 南畑幸代君   松本哲郎君 野嶋広子君   佐伯誠章君 以上10人の諸君を指名します。 この際、ただいま選任されました委員諸君に通知します。 本日閉会後、直ちに公営企業決算特別委員会を招集しますから、第4委員会室において委員長の互選をお願いします。   --------------- △日程第7 認第3号 平成28年度和歌山市一般会計歳入歳出決算から △日程第25 報第7号 資金不足比率についてまで ○議長(古川祐典君) 次に、日程第7、認第3号、平成28年度和歌山市一般会計歳入歳出決算から日程第25、報第7号、資金不足比率についてまでの19件を一括議題とします。 当局から説明を求めます。--田又財政局長。 〔財政局長田又俊男君登壇〕 ◎財政局長(田又俊男君) 平成28年度和歌山市一般会計初め各特別会計歳入歳出決算に関し、認第3号から認第18号までの認定関係、決算報告書、報第5号、継続費精算報告書、報第6号、健全化判断比率及び報第7号、資金不足比率につきまして、一括して御説明申し上げます。 まず、平成28年度和歌山市一般会計及び特別会計の決算についてでございます。 歳入におきましては、一般会計で1,517億5,376万6,116円、特別会計全体で1,201億9,871万2,510円で、全ての会計では2,719億5,247万8,626円でございます。 一般会計では、普通交付税におきましては、固定資産税や地方消費税交付金などの算入額の増加が要因で基準財政収入額が増加したことなどにより減収、県支出金では、紀の国わかやま国体終了による運営交付金の減などにより、また、市債につきましても、汚泥再生処理センター整備事業の事業量の減と借換債の減により減額となりました。 一方、市税では、特別土地保有税徴収猶予期間の終了による納付により増収、国庫支出金におきましては、年金者等支援給付金給付事業補助金の増などにより増額、諸収入では、特別土地保有税に係る延滞金などにより増額となったことなどから、一般会計全体では対前年度比0.11%の増となっております。 特別会計では、下水道事業特別会計において、約19億円の借換債を発行したために12.48%の増、街路用地先行取得事業特別会計において、市駅小倉線整備事業に係る市債の増などにより117.66%の増となったことなどから、特別会計全体で対前年度比3.34%の増となっており、全ての会計では対前年度比1.51%の増となっております。 歳出におきましては、一般会計で1,498億5,408万1,626円、特別会計で1,291億6,000万9,370円で、全ての会計では2,790億1,409万996円でございます。 一般会計では、職員数の減による人件費の減、紀の国わかやま国体の終了による補助費等の減の一方、財政調整基金積立金の増、下水道事業や後期高齢者医療等の特別会計への繰出金の増額などにより、一般会計全体では対前年度比0.18%の増となっております。 特別会計では、下水道事業特別会計において、約19億円の市債の借りかえのための償還を行ったことなどにより5.76%の増、街路用地先行取得事業特別会計において、市駅小倉線整備事業費の増などにより117.67%の増となったことなどから、特別会計全体で対前年度比1.19%の増となっており、全ての会計では対前年度比0.64%の増となっております。 次に、実質収支でございますが、一般会計におきましては11億7,700万4,369円の黒字、特別会計全体では91億3,149万3,860円の赤字となっております。 また、地方自治法第233条第5項の規定に基づき、平成28年度和歌山市一般会計・特別会計決算報告書を提出いたしております。これは、一般会計初め各特別会計の主要事業の概要及び成果について報告するものでございます。 次に、別刷りの平成28年度継続費精算報告書をお願いいたします。 1ページでございます。 報第5号、平成28年度和歌山市一般会計継続費精算報告書についてでございます。 汚泥再生処理センター整備事業につきまして、平成24年度から平成28年度にかけて建設し、支出済額の総額は64億1,708万300円となっております。 次に、別刷りの平成28年度決算に基づく健全化判断比率及び資金不足比率報告書をお願いいたします。 1ページをお願いいたします。 報第6号、健全化判断比率についてでございます。 まず、実質赤字比率につきましては、早期健全化基準11.25%、財政再生基準20%でありますが、一般会計等の収支が黒字となりましたので、該当なしとなっております。 連結実質赤字比率につきましては、早期健全化基準16.25%、財政再生基準30%でありますが、これも黒字となりましたので、該当なしとなっております。 実質公債費比率につきましては、早期健全化基準25%、財政再生基準35%に対して、11.6%となっております。 最後に、将来負担比率につきましては、早期健全化基準350%に対して、108.4%となっております。 次に、2ページをお開き願います。 報第7号、資金不足比率についてでございますが、平成28年度は、土地造成事業特別会計において実質赤字額が土地収入見込み額を上回ったために資金不足額が発生しておりますが、資金不足比率は12.3%であり、経営健全化基準である20%は下回っております。 その他の各特別会計につきましては、平成27年度決算に引き続き、資金不足額は生じておりません。 以上でございます。 ○議長(古川祐典君) 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(古川祐典君) 質疑なしと認めます。   ---------------決算特別委員会の設置 ○議長(古川祐典君) お諮りします。 ただいま議題となっている19件のうち、認第3号から同第18号までの16件については、10人の委員をもって構成する決算特別委員会を設置し、これに付託の上、閉会中の継続審査に付することにしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(古川祐典君) 御異議なしと認めます。 よって、そのように決しました。   ---------------決算特別委員会委員の選任 ○議長(古川祐典君) ただいま設置されました決算特別委員会委員の選任を行います。 同委員の選任については、委員会条例第6条の規定により、 山野麻衣子君  中村朝人君 西風章世君   浜田真輔君 上田康二君   姫田高宏君 戸田正人君   中尾友紀君 北野 均君   宇治田清治君 以上10人の諸君を指名します。 この際、ただいま選任されました委員諸君に通知します。 本日閉会後開催の公営企業決算特別委員会終了後、決算特別委員会を招集しますから、第3委員会室において委員長の互選をお願いします。   --------------- △日程第26 議案第20号 教育委員会委員の任命について ○議長(古川祐典君) 次に、日程第26、議案第20号、教育委員会委員の任命についてを議題とします。 市長から提案理由の説明を求めます。--尾花市長。 〔市長尾花正啓君登壇〕 ◎市長(尾花正啓君) 議案第20号、和歌山市教育委員会委員の任命について御説明いたします。 和歌山市和歌浦東2丁目4番63号、波床昌則氏は、平成29年10月21日をもって任期満了となります現委員の中迫廣氏の後任として任命するものです。同氏は、人格が高潔で、教育、学術及び文化に関し識見を有し、教育委員会委員として適任と思われますので、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第2項の規定により、議会の同意を求めるものでございます。 何とぞよろしくお願いいたします。 ○議長(古川祐典君) 質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(古川祐典君) 質疑なしと認めます。 お諮りします。 本件は、会議規則第36条第3項の規定により、委員会の付託を省略し、直ちに採決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(古川祐典君) 御異議なしと認めます。 よって、そのように決しました。 議案第20号を採決します。 本件は、原案に同意することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 ○議長(古川祐典君) 起立全員。 よって、本件は原案に同意することに決しました。   --------------- △日程第27 議案第21号 人事委員会委員の選任について ○議長(古川祐典君) 次に、日程第27、議案第21号、人事委員会委員の選任についてを議題とします。 市長から提案理由の説明を求めます。--尾花市長。 〔市長尾花正啓君登壇〕 ◎市長(尾花正啓君) 議案第21号、和歌山市人事委員会委員の選任について御説明いたします。 和歌山市加納町5番地32、松田美代子氏は、平成29年12月2日をもって任期満了となります現委員の岡田亜紀氏の後任として選任するものです。同氏は、人格が高潔で、地方自治の本旨及び民主的で能率的な事務の処理に理解があり、かつ人事行政に関し識見を有し、人事委員会委員として適任と思われますので、地方公務員法第9条の2第2項の規定により、議会の同意を求めるものでございます。 何とぞよろしくお願いいたします。 ○議長(古川祐典君) 質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(古川祐典君) 質疑なしと認めます。 お諮りします。 本件は、先例により、委員会の付託を省略し、直ちに採決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(古川祐典君) 御異議なしと認めます。 よって、そのように決しました。 議案第21号を採決します。 本件は、原案に同意することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 ○議長(古川祐典君) 起立全員。 よって、本件は原案に同意することに決しました。   --------------- △日程第28 諮第1号 人権擁護委員候補者の推薦についてから △日程第31 諮第4号 人権擁護委員候補者の推薦についてまで ○議長(古川祐典君) 次に、日程第28、諮第1号から日程第31、諮第4号までの4件の人権擁護委員候補者の推薦についてを一括議題とします。 市長から提案理由の説明を求めます。--尾花市長。 〔市長尾花正啓君登壇〕 ◎市長(尾花正啓君) 諮第1号から諮第4号まで、人権擁護委員候補者の推薦について、一括して御説明いたします。 諮第1号、和歌山市杭ノ瀬333番地9、植村佐和子氏、諮第2号、和歌山市木ノ本1450番地76、寺下能明氏、諮第3号、和歌山市六十谷3番地5、大西敏夫氏は、平成29年12月31日をもって任期満了となりますが、いずれも人権擁護委員を歴任され、推薦基準にふさわしいと思われますので、引き続き法務大臣に候補者として推薦するため、人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会にお諮りするものでございます。 また、諮第4号、和歌山市関戸4丁目3番519号、桝谷知樹氏は、平成29年12月31日をもって任期満了となります現委員の中惠氏の後任として、新たに委員として推薦するものです。同氏は、人格、見識高く、広く社会の実情に通じ、人権擁護について理解があり、人権擁護委員の候補者として法務大臣に推薦するのに適任と思われますので、人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会にお諮りするものでございます。 何とぞよろしくお願いいたします。 ○議長(古川祐典君) 質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(古川祐典君) 質疑なしと認めます。 お諮りします。 この4件は、先例により、委員会の付託を省略し、直ちに採決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(古川祐典君) 御異議なしと認めます。 よって、そのように決しました。 これより諮問4件を一括して採決します。 この4件は、いずれもこれに異議なしと決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(古川祐典君) 御異議なしと認めます。 よって、この4件は、いずれも異議なしと決しました。   --------------- △日程第32 発議第2号 再生可能エネルギー発電設備の設置等に関する法整備を求める意見書案 ○議長(古川祐典君) 次に、日程第32、発議第2号、再生可能エネルギー発電設備の設置等に関する法整備を求める意見書案を議題とします。 提出者から提案理由の説明を求めます。遠藤富士雄君。--37番。 〔37番遠藤富士雄君登壇〕(拍手) ◆37番(遠藤富士雄君) ただいま上程されました発議第2号につきまして、提出者を代表して提案理由の説明を申し上げます。 本案は、再生可能エネルギー発電設備の設置等に関する法整備を求める意見書案でありまして、地方自治法第99条の規定により、衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、農林水産大臣、経済産業大臣、国土交通大臣及び環境大臣宛て意見書を提出しようとするものであります。 文案は、お手元に配付のとおりであります。 何とぞ同僚各位の御賛同をよろしくお願いいたします。 もう、皆さん御存じのように、解散しておりますので、それぞれの大臣、そして衆議院の事務局宛てに送らせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。(拍手) ○議長(古川祐典君) 質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(古川祐典君) 質疑なしと認めます。 お諮りします。 本件は、会議規則第36条第3項の規定により、委員会の付託を省略することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(古川祐典君) 御異議なしと認めます。 よって、そのように決しました。 討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(古川祐典君) 討論なしと認めます。 発議第2号を採決します。 本件は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(古川祐典君) 御異議なしと認めます。 よって、本件は原案のとおり可決と決しました。   --------------- △日程第33 議員派遣の件について ○議長(古川祐典君) 次に、日程第33、議員派遣の件についてを議題とします。 本件については、お手元に配付の写しのとおり、派遣されたい旨の申し出があります。 お諮りします。 本件は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(古川祐典君) 御異議なしと認めます。 よって、そのように決しました。 お諮りします。 ただいま議員派遣の件について議決されましたが、派遣場所、派遣期間等に変更があった場合、その決定については議長に委任されたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(古川祐典君) 御異議なしと認めます。 よって、そのように決しました。 お諮りします。 ただいま議案等が議決されましたが、その条項、字句、数字、その他整理を要するものについては、その整理を議長に委任されたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(古川祐典君) 御異議なしと認めます。 よって、そのように決しました。   ---------------総務委員会厚生委員会経済文教委員会建設企業委員会及び議会運営委員会の閉会中の継続審査及び調査について ○議長(古川祐典君) この際、報告します。 総務委員長、厚生委員長、経済文教委員長、建設企業委員長及び議会運営委員長から会議規則第103条の規定により、お手元に配付の申出書のとおり、閉会中の継続審査及び調査をしたい旨の申し出があります。 お諮りします。 各委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続審査及び調査に付することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(古川祐典君) 御異議なしと認めます。 よって、そのように決しました。 以上で本定例会の日程は全部終了しました。   --------------- △議長の挨拶 ○議長(古川祐典君) 閉会に当たり、一言御挨拶を申し上げます。 本定例会は、去る9月11日開会以来、本日まで、議員各位には諸議案の審査等に連日御精励を賜り、加えて、議会運営に当たりましても特段の御理解と御協力を賜りまして、ここに閉会の運びとなりましたことを心から厚く感謝申し上げます。 殊のほか厳しかった残暑も去り、朝夕の風に秋の涼しさを感じる季節となりました。議員各位におかれましては、一層御自愛を賜り、市政発展と市民福祉の向上のために御活躍をくださいますよう御祈念申し上げ、閉会の御挨拶といたします。 どうもありがとうございました。   --------------- △市長の挨拶 ○議長(古川祐典君) 尾花市長。 〔市長尾花正啓君登壇〕 ◎市長(尾花正啓君) 閉会に当たり、一言御挨拶申し上げます。 議員の皆様におかれましては、去る9月11日の開会以来、熱心かつ慎重に御審議をいただき、まことにありがとうございました。 本定例会に提案いたしました一般会計補正予算案を初め条例の改正等の諸議案につきまして御賛同いただき、厚く御礼申し上げます。 本定例会を通して議員の皆様からいただきました御意見、御指摘を真摯に受けとめ、これからも市政運営に誠心誠意取り組んでまいりますので、なお一層の御指導、御鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。 朝夕は涼しくなり、これから日一日と秋の色が濃くなってまいります。議員の皆様におかれましては、健康に十分留意され、今後とも市政発展のため御尽力賜りますようお願い申し上げまして、挨拶といたします。 ありがとうございました。 ○議長(古川祐典君) これにて平成29年9月11日招集の和歌山市議会定例会を閉会します。          午後2時38分閉会   --------------- 地方自治法第123条第2項の規定によってここに署名する。 議長    古川祐典 議員    遠藤富士雄君 議員    吉本昌純君 議員    中尾友紀君...